10代の頃から気にしていた右下の親知らず。
でも抜歯の際の話を聞くと怖くて、なんと30代になっても温存し続けていたのだ。
ついに年貢の納め時である。
目次
誕生日に、いざ大学病院へ。紹介状を持って初受診
気分は軽かった。
なんたって今日は抜歯の予定がないのである。
受付「初診は診察のみです。改めて抜歯の日にちは医師とご相談されてくださいね。」
と予約時の電話で確認済みだから。
じゃあ初診って何をするん?
レントゲンを撮ったら診察室へ。
大学病院の口腔外科に着いて診察券を出すと、すぐにレントゲンを撮るように促された。
それが終わって待っていると名前を呼ばれ診察室へ。
初めて大学の口腔外科にきたものだから珍しかったのだが、広い会議室に仕切りで区切られて、診察するスペースがずらっといくつも並んでいた。
仕切りの中は歯医者さんと全く同じ。(うがい付き倒れる診察台など)
ここは開けっぴろげだけど診察のみのスペース?抜歯とはいえほぼ手術だし、別の場所でするのかな?
と思ったが、後日、普通にその場所で抜かれることになる。
手術の説明と、同意書にサインをする。
まずは抜く歯の位置が間違いないかどうかの確認、その周囲の歯の確認。
自分の場合、抜歯する親知らずの隣の歯が虫歯になっている可能性があった。
「おそらく虫歯になっている可能性大だと思うけど、その治療は大学病院じゃなくてかかりつけの町医者言ってね」
とのこと。
それから抜歯の手順について。
横倒しに生えているので、真横から引っ張り抜くわけにはもちろん行かない。隣には歯があるんだから。
だからまず、
「歯の出ている部分を砕いて除去して、それから歯茎を切開して埋まっているのを抜きます」
という話だった。
私は先生の言葉をじっくり反芻して、聞いた。
「砕くって言いますけど…こう…ハンマーで、ですか?」
トンカチでコンコンやるようなジェスチャーをした。
少しの間のあと、先生は言った。
「いや普通に…あの、切るようにカットしますよ。見た目は歯医者さんでよく見る削るやつで。ウィーンと削っていってカットします」
それじゃあ砕くってイメージじゃないな…
もっとガツガツ来るのかとビビっていた私、安心するのだった。
何事も不安なことは聞いておくべきだ。
抜歯後の注意事項と、抜歯日の予約。
手術方法も聞いて、次は抜歯後の注意事項。
抜歯後はしばらく感覚が麻痺するかも…とか。
ええーっ!なんてマスオさん並みに反応すると、
歯科医「あ…全員が全員じゃないんで。中にはそういう方もいるっていう、可能性の話なんで。」
と付け加えられる。
歯科医「それから抜歯後は傷口を縫うので、抜糸と様子を見るために数日後にまたきてもらうことになりますね。場合によっては翌日、もしくは2−3日後ですかね。」
と言われた気がする。(しかし実際は抜糸に術後7日以降を提示された。担当医が忙しい時期で延ばされたのか傷口の具合なのかは謎である)
歯科医「痛みや腫れについては、当日は麻酔が効いているのでそれほどではないと思います。翌日の方が痛むし腫れると思いますが、まあ痛み止めを出しますので心配なさらずで大丈夫です。」
とのこと。
ともかく、抜糸でもう一度診察があったりするのだ、痛みや腫れの具合もその時にならないと分からないし、とにかく抜歯後の一週間は生活に余裕を持った方が良さそうだな…
と思うのだった。
予約は1ヶ月後
ちょうど先生が忙しいのと、お盆休みを挟んでいたのとで、なんと抜歯の予約はさらに1ヶ月後になった。
いやお盆休み直前は空いていたようなのだが、盆には義実家帰省の予定もあったし、さらに抜糸で来なければいけないのは厳しい。
それでお盆休み直後を提示するも、先生が忙しく、さらに一週間延びるのだった。
それまでにまた子供たちが体調を崩さなければ良いのだが。
>>次回へ続く<<