子育て日記

【中耳炎経験談】子供についガミガミ叫んでしまう母の話【そのバックグラウンド】

目次

息子が初めて中耳炎になったのは4歳半のとき

あまり鼻水は出ていないが咳をしたり痰が絡んでいるようなので喉風邪だろうと思いつつ耳鼻咽喉科を受診した。

医師「耳に水が溜まっていますね、中耳炎です」

それまで耳を痛がる様子はなかったし、まさかと驚いた。それから風邪を引くと中耳炎になることが多くなってしまった。どうやら一度中耳炎になると再発しやすいらしい。

中耳炎にならないためには、鼻をよくかむ、鼻吸い器で吸うことが重要と言われるが、見た目の鼻水が少ない時に限って中耳炎になるから厄介だ。

それから半年後、5歳。深夜に中耳炎になる。

以下、深夜に突然起こった中耳炎症状である。

息子が就寝中(0時頃)に突然起き上がりしくしく泣き始めた。なんで泣いているのか何度聞いても答えず泣いているだけ。

私は赤ちゃんの娘を抱っこで寝ており、

息子の方を向いて寝ていないから?いつもの嫉妬か?』
(元々甘えっ子なのと赤ちゃん返りで娘を抱っこしているとよく拗ねていた)

と、半ばうんざりしつつ「寝なさい」と声をかけると、次第に泣き声は大きくなっていき…

夫に対応するよう声をかけるも、「寝違えたか?」「怖い夢見たか?」と声をかけるだけ。泣くだけの息子。

どこか痛いの?と聞くと耳たぶを触る。「耳たぶ折り畳んで寝てたんだろ」と夫。大人だって耳たぶ折り込んだところでそう痛くならんだろうよ…
怖い夢見たのかな?と思い、息子の気持ちリセットのため、赤ちゃんが起きてしまうのを承知で部屋の電気をつけた。

別の症状で抗生剤を飲んでいた息子

その時期息子は足の親指をひょう疽で治療しており既に抗生剤を飲んでいた。

『耳をよく触ってるけど…抗生剤飲んでる最中に中耳炎になるとかってあるのかな…?ほかの病気の可能性は…?』

と悩みつつ、だんだん意識がはっきりしてきた息子に改めて聞くと耳が痛いとのこと。

中耳炎なら熱があるはず!と夫に体温計持ってきてもらうが、36.5で平熱だった。

しきりに耳たぶを触る息子に「耳の奥が痛いのかな?ズキズキする?」と聞くと、戸惑いながら

「…うん?」

こりゃ【奥】と【ズキズキ】の意味を分かってなくて適当に返事してんな…

ひとまず鎮痛剤を飲ませよう

とにかく中耳炎濃厚!痛くて眠れないのだから、鎮痛剤飲ませて寝させよう、とリビングに連れていく。
夫と2人の赤ちゃんはギャン泣きだ。

市販の鎮痛剤、全部15歳以下アウト。うわ〜どうしよと思ってたら以前、長期休暇前に耳鼻科からもらった(直前に中耳炎疑惑だったから)息子用頓服カロナール10包が出てきて事なきを得る。

飲ませて20分くらいしたら上機嫌に。

「治ったし、明日幼稚園行けるなあ〜!」(意訳:耳鼻科行きたくない)

と喜ぶ息子だった。

翌朝も上機嫌だったが、「ん?右耳が聞こえづらいな」と気付いたようだった。

問題はスイミングだった

そのとき、週末に習い事のダンス発表会と、週明けにはスイミングが控えていた。

ダンスは動きより大きな音が耳に負担をかけるのでは、と思ったが、出ても良いとのこと。気をつけてほしいと言われたのはスイミングだった。

医師「1週間後なので、まあ…テストとか大会とか大事なイベントがあるなら出てもいいですけど、なるべくなら休まれたほうがいいかもしれませんねえ」

とのことで大事をとって早く治すなら行かないほうが良いとのことだった。

ここで私が疑問に想うのはプールNGで風呂は即日OKということである。

そりゃ普通に入っていればそう耳に水は入らないと思うが、5歳息子は好んで頭まで湯船に浸かるのである。

そのために中耳炎治療中や、風邪気味の時は、つい入浴中頭まで浸かるな!」とガミガミ叫んでしまうのだ。

もちろん耳鼻科の先生には「入浴中、頭まで浸かっても大丈夫でしょうか?」なんてアホなことは聞いていない。私の判断である。

なんてことを、実母に話したところ、笑って

「あのね、お風呂に入ったところでそう耳の中に水は入らないから、そんな目くじら立てなくても平気よ」と言った。

そう、常人の考えではそうだ。わたしもアホ息子を育てていなければ同じことを考えていたかもしれない。

自宅の風呂マナーが厳しくなる原因

数ヶ月前まで、息子が頭まで浸かっているのを自分の体を洗いながらしばし眺めていたこともあったのだ。

『公衆の大浴場じゃないんだし、家の風呂くらい自由にさせてもいいか』という気持ちだ。

そしたらどうだろう、行動は更にエスカレートして、垂直に潜っていたのが、遂に横になった。

クロールの息継ぎの瞬間を想像してほしい。その状態で沈んでいるのだ。

そして横になったまま浮かんできた息子は自慢げに言った。

「見て、耳!いっぱい入ってる」

まるで酒がなみなみ注がれた盃のように。満タンに湯をためた耳がそこにあった。

私は思わず真顔で言ってしまった。

「うん…そうね?そんな耳に水入れて気持ち悪いとかそういう感覚は…ない?普通はあると思うんだけどさ…あんまり耳に良くないと思うよ?」

そのときは中耳炎でも風邪気味でもなかったので、ただ息子に引いて冷静に発言している私がいた。

…とまあ、そんなことがあったので、頭まで湯に浸かるのを先に叱っておかないとその後更なる悲劇が待っているからして、ついガミガミ叫んでしまうのである。

子供を育てる前は、道ゆくお母さんが小さな子供に対してガミガミ言っているのを見かけるにつけ「そんな怒らんでもww」と思ったこともあったが、今はわかる。

先につまらないことでも注意しておかないと、子供っていうのはとんでもないことをしでかすものなのだ。つまらないことを黙って見過ごすとおおよそ子供は母親の想像した通りになると断言していい。

よって今日も先回りしてガミガミしてしまうのである。ごめんね。

冒頭にさらりと出てきた【ひょう疽】についても近々書きたいと思う。それはまた次回。

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