無痛分娩レポート2018

【東京衛生病院】2018年に無痛分娩した話 その3【分娩当日の流れ】

前回、前日入院からの続きです。

わたし
トラブルもなく順調に過ごしたけど、人工破水させてから生まれるまで11時間かかりました

目次

初産婦の無痛分娩~当日の流れ~

ざっくりまとめると、

AM5時に起床して、安全なお産ができるかの検査をします。
AM6時に麻酔と陣痛促進剤の投与を開始。
母体と赤ちゃんの様子を確認しながら投与する量を徐々にあげていきます。

わたし
どう進んでいくかは母体と赤ちゃん次第!

初産婦さんだと昼過ぎ~夕方頃の出産が一番多いみたいですね。
長い方だと翌日に移行する場合もあります。

私の11時間は若干のんびりコースだったかな?という印象です。

以下は筆者の出産までの記録です

05:10 起床(看護師さんから声掛け)

・トイレに行っておく
・点滴装着
・血糖値測定 93
・血圧測定や検温 36.0
・洗面など身支度整えるよう言われる
・水分は麻酔投与直前までOK

わたし
いよいよ!決戦の火蓋が切って落とされる!


ブオ~~~戦じゃ~~~  なんかすごい写真あった

05:40 NST装着

・ノンストレステストといって赤ちゃんが元気かどうか、このまま出産できるかを常に確認しています。

→母体的にはリラックスした状態でおなかに器具を巻かれるだけです。

06:18 麻酔と陣痛促進剤を同時に投与開始

麻酔入る際、ジワァと前日のルート確保の際に感じた鈍痛があったので伝えると

看護師
麻酔のほうが効き早いですからね

麻酔も陣痛促進剤も様子をみながらちょっとずつ増やしていくみたい。
五分ごと寝返りします。

06:30 麻酔効き始める

06:40 看護師「張り始めてますね~」

看護師
痛くないですか?痛くないうちに進むといいですね~

最初からガンガン麻酔を聞かせるとお産が進まないので、序盤は麻酔は少しです。
本当に代わる代わる看護師さんが張りなどを確認しに来てくれて手厚いです。

06:50 子宮口1~2cmしか空いてない

助産師さん?看護師さん?医師?により人口破水させられる(痛くないよ!)

看護師
麻酔効いてるうちに一眠りしてください

部屋を暗くされました。

0710 看護師「張りどれくらいの感覚で来てますか?」

7分くらいですかね~と答えると、

看護師
「では6:50から陣痛開始ということにいたしましょう」

公式記録!(ここから出産までにかかった時間が分娩所要時間として母子手帳に記録されます)

ところでひと眠りしてくださいと言われてから10分くらいしか経ってないんですけど…(笑)
わたし

07:20 検温、血圧

NSTの記録を見ながら「7:05からしっかりめの陣痛きてますね」と看護師さん。
寝返り打つたび羊水ドボボボ

わたし
このときはまだ陣痛の感覚がなかった

08:25 血糖値93

羊水まだドボドボ出る。いつまで出るんだろう。
ウニウニと胎動感じる。

わたし
頑張って出てくるんだよー!

08:45 夫と母到着

お腹が張るとトイレ行きたくなる模様

09:15 検温36.5

トイレ行く
羊水まだドボドボ

わたし
羊水いつまで出るんだろ

09:40 陣痛間隔バラバラ

09:55 陣痛促進剤の流量増やす52ml

だんだん陣痛強くなる
すごく痛いわけではないが、ひどい生理痛の一歩手前
我慢できなくなったら呼んで下さいと言われる

わたし
無痛じゃなかったら、ここらへんから苦しんでるのかも…

10:20 抗生剤追加

ひどい生理痛くらいの痛み、腰痛
促進剤62mlに追加したら更に強い痛み

わたし
促進剤入れて数秒するとおなかや腰に衝撃が走る~怖い!

促進剤入れるとすぐに体に反応があります。麻酔で痛覚はほぼ消えてますからあまり痛くはないんですが、全身の筋肉が一気にズドンと収縮する感覚があるので、「無痛なのにこの衝撃、陣痛ヤバイ。これはヤバイ。」と思いました。
無痛分娩のありがたみを幾度も噛み締めました。

10:45 生理痛を超えた痛みがきて我慢できなくなったので麻酔を本格的に開始

その前にトイレ行く
麻酔が効いてきたらお腹の痛みはなくなるが、肛門の痛みが残る

肛門の痛みとは?なんですが、これは私、普段の生理中にもたまにあるんです。
お尻の穴が突然きゅ~っと痛むの。。それが陣痛中にもありました。

11:20 内診 子宮口3㎝

医師
子宮口が薄くて柔らかくて、いい感じだよ。
でも赤ちゃんがスタンバってないね。産まれるのは夕方になるかな~

陣痛促進剤流量72ml
お腹は痛くないが肛門が痛い
肛門は我慢できる程度の痛み
血糖値は110

12:25 肛門痛がマックス

看護師
(NST見て)あら、痛そう!

自分から呼んだわけじゃないけど麻酔追加になった
促進剤流量 84ml

13:20 内診 ねばねばした血混じりの分泌物

(↑これが出てくると良い感じらしい)
促進量96ml
子宮口6cmまで開き、いい感じ

赤ちゃんも多少降りてきたようだが、あまりいい位置ではないとのこと
ゴロゴロ寝返り打つよう言われる

肛門痛は相変わらずあるので、耐えられなくなったら麻酔足しますよ、と言われる
耐えられない痛みではないので足さずにそのまま。

わたし
お産の進みが悪くなっても困るから、我慢できる範囲で我慢

14:00 助産師さん登場

医師
赤ちゃんは元気がありすぎて、産道ぐいぐい押して勢いで出ようと頑張ってるね!だけど骨盤には凹凸があるから、赤ちゃんが回旋してくれないとくぐり抜けられないんだよね…
そのうち観念して回ってくれるのを祈りましょう。

陣痛は良い感じに来てるそう。
肛門痛の感覚はあるものの痛みはマイルドに。

14:25 検温36.4℃

血糖値 131
血糖値が高いのでブドウ糖なしの点滴に変わる

15:55 検温37.0℃

子宮口8cm
張ると開くが戻るとしまったりすることがある
いいところまではきてる
今日中には産まれそうとのこと

わたし
くるくる回って早く降りておいでー!

陣痛促進剤100ml
左手にしびれ、右手も指先にしびれ

16:30 痛くなり始め麻酔追加してもらう

16:50 麻酔再追加

17:00 内診 子宮口全開

医師
赤ちゃん力尽くでおりてきましたね

あれ?回旋して降りてくるんじゃなかったの?!
わたし

※のちにこれが息子の性格と知る(考えるより力ずくでなんとかするタイプ)

そう遠からず、1~2時間で生まれるのでは、と助産師さん。

17:15 内診

赤ちゃんがすぐそこにいるとのこと。
すぐ移動できるように右下の体制でいてくださいと言われる

このとき、他の分娩予備室でも子宮口全開の妊婦さんが数名いた模様。
分娩予備室にて、順番待ちが発生する。笑

17:20 分娩室へ

おなかおっきいですね~!と助産師さんにびっくりされる
夫の介助あり

17:43 出産

看護師さんの指示に従い、いきみます。夫は頭側に寄り添うよう指示を受けました。(※股側は見られません)
後日、別記事にて詳しく記しますが、いきみがへたくそで何度も失敗。
いきみの最中も出産の瞬間も痛みはなかったです。

会陰切開も「切るよー」と言われて切られる感覚はありましたが、痛みはなし。
赤ちゃんは10分くらいワアワア泣いていました。
看護師さんにきれいにしてもらったら、少しだけ抱かせてもらえました。

わたし
本当に私から赤ちゃんが生まれた…(感動・涙)

その後、赤ちゃんは検査のため回収され、ビニール手袋をつけた上で、へその緒や胎盤をさわらせてもらいました。(バースプランに触りたいと書いた)
本当は直で触ってみたかったな。

18:10 縫合など後処理のち分娩予備室に戻る

寒くはないが震えが止まらない

わたし
出産による出血のせいかな?※中量でした

18:45 看護師さんがきて導尿

出血量の確認など→出血が多いと水が飲めない
出血量が多そうなので、水分取れるのは20時以降かも、とのこと

歩けるようになるのは産後6時間後

19:00 上半身が痒くなる

わたし
麻酔が切れ始めると痒くなるらしいよ

20:00 ようやく赤ちゃんが分娩予備室にくる

赤ちゃんと家族で写真撮影。

今後の説明を受ける
震えがおさまる
水分摂取可能になる

20:30 分娩予備室からストレッチャーで病棟へ移動

20:45 夫、母帰る

21:00 導尿、悪露、着替え、入院中の流れについて説明

母体血をとる

21:25 夕食 ~分食解除~(妊娠糖尿病だったので)

今後血糖値を3回測ったら、数値が121を越えようと、もう測らなくて良いと言われる
しばらくお股もお腹も痛いのでロキソニン頼むか迷うが、そのうち疲労と睡魔の方が勝り、寝る
血糖値測るの忘れる

00:00 看護師さんに起こされる

看護師さん付き添いで麻酔後初歩行、トイレ
悪露や触診など経過観察
子宮が上がったままなのは尿が出せてないせい?

導尿するが、原因不明。様子見。

わたし
出産で股が麻痺しているのか、排尿の感覚が分からなくなって出なかった

00:45 点滴ルート、麻酔ルート、外す

01:00就寝

細かい時間はメモし忘れましたが、産後の体温は高く、38.9、38.5、37.9、37.5と段々と下がっていきました。
翌朝には平熱近くまで下がりました。

眠れましたが、悪夢を見ました。。ホルモンバランスの関係でしょうか。

無痛分娩でも、お産は一日がかりだった

無痛分娩・計画出産で病院と家族に守られ、至れり尽くせりのお産だったと思いますが、朝5時から始まり、眠れるのは日付をまたいだ1時でした。想像してたより、意外とかかるんだなあと思いました。

私が産んだ時間帯に何人かの方とお産が重なり、分娩室待機状態だったので、ちょうど平均的なタイプだったと思います。

途中、痛いだのなんだのたくさん書いてしまいましたが、実際には『なんか痛くなってきたかも』ぐらいの状況で看護師さんにヘルプを出していたので、通常の陣痛とは比べ物にならないくらい楽をしているのでご安心くださいね。
別記事にてもっと詳しくお産が進んでいった状況下を記したいと思います。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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