無痛分娩レポート2018

番外編:産後の必需品 ~円座と授乳クッション~

無くてもどうにかなるっちゃなるかもしれない。
だけど、お母さんが笑顔でより快適な育児をするために手助けしてくれる2品を紹介しよう。
わたし的にはこの2品が無かったら、産後が地獄だったかもしれない。それだけ助けられた。

目次

会陰切開をしたら円座、完母なら授乳クッションを用意しよう

会陰切開をしたなら退院までに手配しておくべし

正直、会陰切開を舐めていたかもしれない。
切る瞬間が痛そうとばかり思っていた。だけど無痛分娩だから麻酔効くし大丈夫、万全と思った。
実際切った瞬間は痛くなかった、寝たきりの間も痛くなかった。

しかしいざどうだろう。麻酔が切れた翌日の朝食時。
もちろん食事は座らなければとれないが、傷口が痛くて座っていられないではないか。
正座をしてみる。普通に座るよりは激痛が和らぎラクな気もするが、これもしばらくするときつくなってくる。

ちらりと備え付けられている円座に目をやる。
痔のやつだ、と思うが産科の病室にあるということは会陰切開にも良いということなのだろう。
半信半疑で座ってみる。

完全に痛みが解消されたわけではないが、全然違う!!

これは文明開化や…と訳も分からず感動する。
それから入院中、生活を共にすることになる。
慣れもあり、段々と激痛だった痛みも和らいでくるのだが、私の失態は退院後だった。

家に円座はない。自分の回復力を多く見積もり過ぎていた。産後1週間過ぎても痛かった。
負傷したお股を抱えながら赤子の世話など、苦行以外の何物でもなかった。

どうか先人の知恵として、ここに記しておく。
会陰切開をしたならすぐ円座の購入を検討してほしい。
できれば入院中に円座を購入し、退院に間に合うよう自宅配送しておきたいところだ。
ちなみに私が買ったのは楽天で2000円くらいの低反発円座クッションで、それで十分だった。


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(実際の購入品)

完母なら授乳クッション必須!

☆完母に至るまで

私は授乳クッションも用意していなかった。最初から完母にするつもりだったのに。
病院の新生児室では、人数の倍くらい授乳クッションが用意されていた。
初めての授乳のとき、看護師さんが私の体にふたつのクッションを重ねて置いてくれた。
新生児はとても小さいので授乳クッションはふたつ重ねた方がおっぱいをあげやすいのだった。

赤ちゃんはあっという間に大きくなるので、家に二つもいらないと思うが、絶対にひとつはあったほうがいい。
生後数か月は1日のほとんどを授乳に充てているといっても過言ではない。
それを、赤ちゃんを腕で支えながらおっぱいをあげるのだ。腕が死ぬぞ。
しかも子は子泣きじじいのように、日を増すごとに着実に重くなっていくのだ。腕が死ぬぞ。

そして安定しておっぱいがあげられるようになった頃、新たな問題がでてくる。

おっぱいが詰まるのだ。乳腺に角栓のようなものができはじめ、それが乳の出を悪くするし、尿管結石のように授乳中胸に針で刺されたような痛みが走る。完全に詰まると胸が石のように固くなり、熱を持ち、腕をあげられなくなる。
どうか辛くなる前に乳腺科や助産師さんに相談しよう。我慢しすぎると悪化して手術が必要になる場合もある。

私は東京衛生病院の乳腺科を受診し、その後は助産師さんを紹介してもらって何度か母乳マッサージに通った。
食べ物が悪いのかと助産師に聞いたが「関係ない」と一蹴してもらい、一安心。
けれども、「子供を同じ向きでばかり飲ませていると、偏りが出て詰まりやすい。いろんな抱き方で授乳して。」とアドバイスを受けた。

そのいろんな抱き方というのに必須になってくるのが授乳クッションだ。
助産師「ここが詰まってるとなると、フットボール抱きを意識して、こっち側から飲んでもらってね。」
とアドバイスを受けた。詰まりの場所に応じて赤ちゃんに吸ってもらう位置を変えてもらうのだ。
しかし赤ちゃんが「わかりました!」と器用に吸い方を変えてくれるわけがないので、母親が赤ちゃんの抱き方を変えるしかない。

特にこのフットボール抱きというやつは、まさしくラガーマンがボールを抱えて走る構図そのままである。
赤ちゃんを脇に挟むような形で授乳をする。この体勢は授乳クッションがないとままならない。(赤子が首つり状態になってしまう…)

是非授乳クッションを用意しよう。これも私は楽天で2000円くらいで買った覚えがある。
約1年の授乳期間の苦楽を共にしてきた戦友であり、今となってはだいぶ愛着が湧いてしまった。
出産から3年近く経った今も、昼寝用まくらとしてリビングに転がっている。


はぐまむ 洗える 授乳クッション 日本製
(実際の購入品。柄が変わってる‥!)

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